空島自治州

目標に向かって努力するからこそ夢は叶う…
そう思っていた時代が俺にもあった…
この暗澹とした曇り空の上で煌々と輝くキラボシになれると信じて疑わなかった時代が、
今はバカバカしく思えてならない。
しかし思えばあの頃は底無しに輝いていた気がする。
考え悩む時間が惜しいほどにせわしなく輝き続けてもなお輝き足りず、
ただひたすらに輝くことばかり考えていた…
そして気がついたら星ではなく闇になっていた。
何でも出来るような気がしたのは最初だけ。
輝いていたつもりになっていただけ。
実際はただ限りあるモノを燃やし続けていただけ。
要するに総ては刹那の快楽に捧げられた実を結ばぬ烈花…
つまり自分は何もしてはいなかったのだ。
何もしていないのだからに最初から何もできないのは必定。
その上何かをする気など起こりようもない。
無気力…ただひたすらに無気力…
画面にむけて文字盤を叩いている今もまた燃えカスを騙し騙し熱しているに過ぎない。
そう…今の自分には何かを願う資格など無いのだ。
七夕…早く終われ。